【自由が丘店】補聴器と歩み寄るキモチ

日頃よりご愛顧いただきありがとうございます。

今年も残すところあとわずかとなりました。
自由ヶ丘もクリスマスムードで賑わっています。
寒さが一段と厳しくなりつつも、連日たくさんのお客様にご来店頂いております!

今回は補聴器をお使いの方と接するときに注意すべきことについてご紹介します。
補聴器は、お客様の聴力を一定のレベルまで補正する医療器具です。装着することで、人の音声だけでなく周囲の物音などもより鮮明に察知できるようになります。
ところが、補聴器をつけるだけで会話のすべてが改善するわけではないのです。

ヒトの聞こえの力は一般的に知られる聴力だけでなく、「語音明瞭度(=言葉を理解する力)」が大きくかかわっているとされています。(詳しく知りたい方は下のリンク先で分かりやすく説明されていますのでぜひご覧ください。)
【漫画でわかる!?】ことばの聞き取りに大事な「語音明瞭度」とは?

このことを踏まえて考えると、補聴器で声を大きく届けたとしても早口や騒がしい環境下での会話は困難であるといえます。
補聴器を使う方にとって、大きな声で話しかけられるよりも「ゆっくり・はっきり・落ち着いた声で」話しかけてもらうほうが実は聞き取りやすいのです。

もし皆さんが補聴器を使っている方と接することがあれば、むやみに大きな声を出すのではなく「ゆっくり・はっきり・落ち着いた声で」を思い出してみてください。
難聴でお困りの方は補聴器をつけ聞こえを補う・周りの方はできるかぎり聞き取りやすい発話を心がける。互いに歩み寄ることで、よりすれ違いの少ないコミュニケーションがとれるかもしれません