この度、スタッフKがメンタルケア心理士の資格を取得いたしました。
メンタルケア心理士について平たく言うと、
心理カウンセラーの関連資格であり、医学的な視点から心理学の基礎を身につけられる資格です。
メンタルケア学術学会HPLCM メンタルケア学術学会/学会認定資格/メンタルケア心理士(R)
通信教育の教育課程を修了し、試験に合格することで取得することができます。
数か月かけてまっさらでつるつるな脳に新しい情報を叩きこむのは非常に難儀しましたし、勉強中やテスト前は学生時分を思い出しました。
今回この資格を取得(勉強)した経緯には理由があり、
一つには世の中における補聴器への考え方の変化があります。
「補聴器」というと以前は聞こえにない方へ対し、とにかく会話ができるようにするためのもの、という意識が強かったように思います。
もちろん現在も第一に重要なことですが、最近ではより範囲が広がり
「補聴器を装用する方(及び周囲の方)のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を上げること」
という意義も非常に強くなったと私は思います。
※QOLとは、「Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)」の略で、日本語では「生活の質」や「生命の質」と訳されます。個人の生活における満足度や幸福度を表す概念で、心身の健康、精神的な充足感、社会的なつながりなど、様々な要素を含みます。
例えば、補聴器を装用することでご家族様やご友人との会話が増えたり、外出を安全に楽しめるようになったり、今まで聞こえなくなっていた鳥の声等自然の音も聞こえるようになったり、効果は多岐にわたります。
補聴器を着ける、ということはやはりそのいずれかが損なわれたり、何かにお困りになってご相談に来られる方が殆どですから、そういった方やご家族様のお気持ちに寄り添い少しでも汲めるようにしたいという思いがありました。
また、補聴器を着けるという事自体に、心理的な抵抗を覚える方も多くいらっしゃいます。
これは、自らが以前より聞こえにくくなってきたことを認めたくない、という意識から生じることや、補聴器に対するマイナスな気持ちが消しきれない等の要因が考えられ、結果補聴器へ前向きに取り組むことが難しくなります。
仮に前向きに取り組んでいただいたとしても、補聴器は慣れるまで一定の期間を必要とすることが多く、違和感なく使いこなすまでにはお気持ちの面からのフォローが必要となることもあります。
あくまで私はただの補聴器屋さんであり、資格を所持しているからといって何かしらの特別なカウンセリングができるわけではありませんが、学んだ知識を活かして補聴器を通じて多くの方に少しでも前向きに、豊かな日々をお送りいただけるようなご提案ができたらと思っています。
上記については一例で、リオネットセンター渋谷店では補聴器をお着けいただくことで補聴器+αの効果を日常の中で感じて頂けるよう、スタッフ一同取り組んでおります。
お悩みの内容はお一人お一人違いますので、お気軽にご相談ください。
ご予約TEL→03-5467-4021🌞🌞